学生・院生連絡会議(2004年2月9日)


要望書


東京都立大学 教員各位


東京都大学管理本部は、「現大学の学生の教育保障について」という文書を、2 月4日付で、ホームページ上に公表しました。しかし、その内容は、現大学に在 籍している学生・院生の学習・研究環境を具体的に保障するものとはいえません。 新大学の環境のなかで、すなわちドラスティックな「改革」の後に、現大学の 教育課程に沿った授業科目を実質的に提供することは、本当に可能なのでしょう か。また、学習・研究環境とは、カリキュラムのみを指すわけではありません。 今回の大学管理本部の発表が、1月21日の学生・院生集会のアピールに示され た学生・院生の声に応えうるものではないことは明らかです。

近頃、大学管理本部が、教員に対して、昨年の「同意書」に類する書類の提出を 求めるのではないか、との情報が伝えられております。折しも、学内では現在の 「大学改革」の進め方に対して、抗議の意思を表明する学生・院生の声が、一つ にまとまりつつあります。先生方におかれましても、このような学生・院生の声 を十分ご配慮の上、2月5日付<東京都立大学評議会の見解と要請>に示された 「開かれた狭義を行う新たな体制の再構築」を実現すべく、一層ご尽力下さいま すよう、ここに強く要望いたします。

2004年2月9日  学生・院生連絡会議   

参加団体:法学部2年23クラス、工学部電気系学
生有志の会、説明会を求める都立大生の会、A類
学生自治会、夜間受講生自治会、史学科院生会、
生物・身体運動科学の学生の会、化学科院生会、
人文科学研究科院生会