2004年2月20日都知事定例記者会見の一部



東京MXテレビ―――

都立の新大学の首都大学東京について質問します。 現在の都立大学の多くの先生が、今回、意思確認書を 提出する期限までに、都立大学の教員の先生方が提出 していないということが、この間わかったんですが、

石原都知事―――

それはちょっと違いますね。ちょっと実態は違うんじ ゃないですか。正確なことは事務局が把握していると 思いますけどね。 東京新聞は、それをどういう風に把握してるの。

東京新聞―――

東京新聞です。 あの、内容はほぼ各メディアの方と変わらないと思う のですが、4大学505人の中で282人の方が出していら っしゃって、残りの方は逆に出していないというよう に、数字的には把握しております。これは、各メディ アに変わりはないと思います。

石原都知事―――

ただやっぱりその、新しい方式で、新しい大学を作ろ うじゃないかということに、私は賛同できませんとい う人たちが黙示しているのか、反対の意思を示してい るのか知りませんがね、まぁ、新しい大学に参加しな い人も、生活のつてもあるのだろうし、5年間は経過 措置とって、古いままの大学に、大学そのものは変わ っていきますけども、古い大学を首肯するままにいら していただいて結構ですよと、こう言っている訳です から。
その5年間に彼らの意識がどういう風に変わってくる か、その間に新しい大学がどういう風にアクティブに 動いて行って、それを都民がどう評価し、中で働いて いる教職員の方々も、ティーチングスタッフもどう評 価するかによって、保留というか、返事を出さない人 の意識も変わってくると思いますが。変わってくれる ことを期待してますよ。

東京新聞―――

今のに関連して、今回、この確認書を出していない方 で、一応、都の説明では、16日の締め切り期限に出さ なかった人については、新大学には雇用しないという 言い方で、逆に、今知事がおっしゃったように、現旧 都立大学が併存する中で、そちらの方に籍を残ってい いとおっしゃってる。それは同じだと思うのですが、 今回出していなくても、経過措置として旧大学に残る 先生いらっしゃると思いますが、その後、気持ちが変 わって、やはり新大学に行きたいという方も出てくる かもしれないんですが、そういう方についても、柔軟 に対応したいという考えで、よろしいのでしょうか。

石原都知事―――

僕は、当事者ではないし、理事長の高橋君と、学長を 予定されている西澤先生とかと、特にこういうことで がんばっている大学管理部門の都庁のスタッフがそこ までどういう風に考えているかつまびらかには聞いて ませんが、常識で考えても、それは柔軟に対処すべき だと私は思いますけど。
ただやっぱり、こういう時期に、今の都立の大学に勤 めて、日本の大学の実態に、教授になる資格を持った 人たちが満足しているのかしていないのか。そういっ たものは、胸に手をあてて反省してもらいたい。そん なものは世間の評価を見ればわかること。 だからやっぱり、あれでしょ。法人資格だってもっと 与えられるし、もう少し合理的に全ての大学を経営し ようということで、文科省も姿勢を変えた訳だし。 それに則って、東京都も違った形でそれも含めて・・ を置きながら、運営しようとしている訳だから。
私は今の大学のままで良いという神経というのがわか らないし、一方的に上から突然、どこかの誰かは僕の ことをヒットラーみたいだとか言うが、そんなことは ない。
なんにも代案が出てこないんだ。代案出さずに反対と いうのは、バカでもできるよ。そんなことは。出せば 良いんだ代案を。いかに、つまりなんていうか人間が ね、特にああいう反対する人たちの本質は、保守的だ とわかるね。
全然関係のない人間、どっかの大学の大学院の教授の 意見広告を見ましたがね、噴飯だね。あれは本当に。