大学管理本部御中(2004年6月18日)

「人文学部就任承諾書提出のための3項目要求」

大学管理本部御中

東京都立大学人文学部学部長 南雲 智

人文学部は6月17日に臨時教授会を開催し、新大学設置申請において各教員に 6月17日までの提出を求められている就任承諾書に関して、提出に踏み切るに 至る判断材料の事項について回答を管理本部に求め、その回答を待ってあらため て就任承諾書提出について検討することにした。

1) 6月14日に開催された教学準備会議で議案となった平成18年度発足予定 の新大学院構想について、以下の事項を文章化すること。
  (1) 18年度から大学院を重視して重点化していく。
  (2) 「人間・社会・文化科学研究科」(仮称)は85名で構成する。
    85名の内訳は社会行動学専攻20名,人間科学専攻26名, 文化基礎論専攻22名,国際文化関係論17名とする。
  (3) 大学院教授会は、重要な事項を審議する機関である。
  (4) 専攻別教員に欠員が生じて、センター等からの所属変更等では補えない 場合には、個別具体的な事情に応じて充員していく。

2) 教員の身分・雇用について、より明確な説明を求める。

3) 学則、特に教授会の構成ならびに権限については大きな問題点を はらんでおり、「教授会」の審議事項に「教員の採用及び選考等に関する 方針に係わる事項」を書き加えるべきである。

以上の3点について管理本部よりの回答を遅くとも6月22日までに求めるもの である。



都立大の危機 --- やさしいFAQへ戻る