管理本部回答メモ(2004年6月24日)

「南雲メモ」

管理本部回答メモ

平成16年6月24日
東京都立大学人文学部学部長 南雲 智

人文学部教授会から出された要求には、全学にかかわる事項も含まれており、 それは「4大学教員の皆様へ」という文章で管理本部から回答することと なった。しかし、人文学部のみに個別的に回答することは管理本部として なじまないということであり、管理本部から南雲に口頭で伝え、 南雲が「メモ」としてまとめることにした。

1) 大学院に関する文章化には同意し、人文学部より示された文案を了承する。
 ただし、専攻ごとの内訳については、分野別WGの中で速やかに検討し、 現在、他の3大学に所属する教員等の意見を聴くなかで、決定することとする。

2) 任期制・年俸制の内容については、就任承諾書提出後も引き続き話し合いを 行い、建設的な意見については取り入れていきたい。
 法人化後、新制度を選択しても、標準的な職務を担当し通常の業績を上げてい れば現在の給与水準を下回らないようにする。
 年俸の構成は、基本給5割、職務給3割、業績給2割としている。 基本給は現給の5割を保障する。職務給や業績給の問題については、重要な 課題であり、今後十分に時間をかけて検討する。特に業績評価制度については、 教員の意見を十分聴きながら、各専門分野の特性に配慮するとともに、 若手教員が不利になることがないよう、公平性、透明性の確保された制度を 構築していく。

3) 教員の採用及び選考にかかる事務は、人事委員会及びその下に設置する教員 選考委員会が処理し、経営審議会及び教育研究審議会において決定する。
 人事委員会では、経営側と教学側の構成員により、人事に関する方針・ 計画などを検討する。
 教員選考委員会は、部局長、選考と同分野の学内委員、同分野の学外の専門家 など、教員により構成し、個別教員の採用・昇任に関する選考などを行う。
 なお、教授会は「教員の採用及び選考等に関する方針に関わる事項」に ついて、意見を申し述べることができる仕組みとしていく。



都立大の危機 --- やさしいFAQへ戻る