東京都から公立大学法人首都大学東京に出資する財産等について(案)(2004年7月9日)

第4回 新大学設立本部経営準備室運営会議資料より

東京都から公立大学法人首都大学東京に出資する財産等について(案)

出資財産の範囲確定までの流れ

1. 出資財産について、経営準備室の基本的な考え方を整理。
2. これをもって設立団体に対し要望。
3. 調整後、定款(案)に盛り込み、都議会に諮る。

基本的な考え方

1. 現大学が使用している土地、建物については法人に必要な財産的基盤を保有 させる観点から、原則として法人への出資財産とする。
2. 将来的に都への返還が予定されている土地、建物については、返還までの間、 都から法人に無償貸与を行う。
3. 新規の施設整備(建替えを含む。)については、都が建物を建築し、法人に 追加出資を行う。
4. 近い将来に建替えが予定されている建物については、建替えまでの間、 都から法人に無償貸与を行うこととし、建替え後の建物が竣工した後、法人に 追加出資を行う。
5. 固定資産となる構築物および備品類等については、無償譲渡とする。
6. 現金出資を行う(入学金相当額)。

国立大学および公立大学の動向

大学土地建物物品等
国立大学出資出資無償譲渡
横浜市立大学出資無償貸与無償譲渡
大阪市立大学出資出資出資
大阪府立大学無償貸与出資無償譲渡
北九州市立大学出資出資無償譲渡

*現金出資は行っていない。



キャンパス別の土地・建物の考え方


所在地 土地 建物 備考
南大沢キャンパス 出資 出資  
日野キャンパス 無償貸与 無償貸与 *建替え工事完了までは貸与とし、竣工後に東京都か ら出資する。
荒川キャンパス 出資 出資  
昭島キャンパス 無償貸与 無償貸与 *短大閉校の時期等を踏まえ、返却等について決定する。
曙町(グランド) 無償貸与 -------- *短大閉校の時期等を踏まえ、返却等について決定する。
晴海キャンパス(短大・法科大学院) 無償貸与 無償貸与 *短大閉校後の使用計画が決定するまで、貸与とする。
都庁舎(ビジネススクール等) -------- 使用許可 *行政財産の使用許可。
富士見(学外施設) 無償貸与 無償貸与 *長期的な使用計画について検討中のため、当面は貸与とする。
小笠原(研究施設) (別途調整) (別途調整)  

* 条例で定める重要な財産を法人が譲渡もしくは担保に供する場合は知事の認可 が必要。
* 工作物(門・ベンチ等)については出資対象とせず、東京都から無償譲渡を行 う。



都立大の危機 --- やさしいFAQへ戻る